まじか、またヘルペスだ

2019年05月11日

ヘルペスは、一度感染すると二度と完治しない感染症として知られています。
体内に侵入したヘルペスウイルスは神経節という部位に潜み、そこで生き続けます。
組織の奥深くに潜むため駆除が難しく、そもそもヘルペスウイルスを完全に駆除する治療薬は未だに開発されていません。
もちろん発症しても症状を治癒させることはできるのですが、神経節に潜んだウイルスはふとしたきっかけで再発を繰り返し、患者に不快な思いをさせてしまいます。

ウイルスは普段は免疫機能に抑え込まれて大人しくしているのですが、何らかの原因で免疫力が低下すると、これ幸いと活発に活動を始めます。
免疫力が低下する理由は様々ですが、主なものは風邪などの軽い病気や生活習慣の乱れ、過剰なストレスに食事内容などです。

免疫力が低下することは決して珍しいものではないので、一度ヘルペスウイルスに感染した人なら誰でも再発のリスクを持っていると言えます。
中には1ヶ月に何度も再発を繰り返し、常にヘルペスが出来ている状態になることもあるので厄介です。

再発では比較的症状も軽く、特に不都合を感じない人も多いですが、病変の中に大量のウイルスが存在していることに違いはありません。
このため性行為や日常生活を通じてパートナーや家族にヘルペスを感染させてしまう可能性もあるので、予防対策が欠かせません。
ヘルペス特有の水膨れが破れた時が最も感染のリスクが高いですが、皮膚に何の変化が無い時でも感染する可能性はあるので注意が必要です。

再発した際には、主に内服薬を用いて治療を行います。
発症して間もない時期に服用すれば早く症状を治められますが、24時間以上時間が経過してから服用するとウイルスを抑え込めず、効果が正しい効果を受けにくいです。

ヘルペスは再発を繰り返すものですが、発症する部位によって再発リスクは異なります。
最も発症しやすいのは口唇と性器ですが、それぞれ再発の実態がどのように違うのか知っておきましょう。

ヘルペスには症状を抑制する治療薬が存在します。
色々種類はありますがゾビラックスと呼ばれる治療薬は長い間使われてきた実績のあるものなのでおすすめです。
症状に悩んでいる人はゾビラックスでヘルペス再発防止を試みましょう。

口唇ヘルペスと性器ヘルペスがある

ひと口にヘルペスとは言っても、ヘルペスの遺伝子型によって1型と2型に分けられます。
1型は主に上半身に発症する口唇ヘルペス、2型は下半身に発症する性器ヘルペスです。
どちらのタイプも急性炎症性皮膚疾患であることに変わりはなく、感染力も同様に強いです。
あくまでもウイルスによる急性炎症性皮膚疾患であり、カビなどが原因で起きる真菌症ではありません。
真菌症の場合は抗ウイルス薬で治療しても治癒しないので、なかなかヘルペスが治らないと思ったら病院で入念に診察してもらいましょう。

口唇ヘルペスは、唇の粘膜に小さな水泡が密集して現れます。
症状が重いと唇全体が腫れたり熱が出たり、顎の下のリンパが腫れたりします。
主に発症している人との接触から感染し、3日から1週間ほどの潜伏期間を経て発症することが多いです。

性器ヘルペスは感染者との性行為によって感染し、2日から10日ほどの潜伏期間があります。
感染したまま何年も発症しないことも多いですが、すぐに発症した場合は症状が非常に激しく、水泡以外に排尿痛や
リンパの腫れ、高熱など様々な症状が現れるので危険です。
初感染時の発症以外は比較的穏やかな症状で、水泡や患部の痛み、痒みに違和感などが見られます。

どちらも非常に感染力が強いので、発症している間はくれぐれも患部に触らず、家族とタオルや食器などを共有しないことが大切です。
予防しておかなければ簡単に感染し、周囲の人にも辛い思いをさせてしまうので注意しましょう。

発症を予防するには、十分な睡眠と食事、ストレス発散に健康管理などが欠かせません。
発症のきっかけは人それぞれなので一概には言えませんが、これらに注意して免疫力を維持しておけば頻繁に再発することは無いでしょう。