ヘルペスが影響で頭痛などが生じる!?

2019年07月12日

ヘルペスとはヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症のことです。
一度感染すると症状が治ってもウイルスが消えるわけではありませんし、再発の危険性が高いのできちんと治療を行う必要があります。
健康な人がウイルスに感染しても特に影響はありませんが、免疫力が低下している時に感染すると症状が出てしまいます。

ヘルペスの影響によって頭痛が発生してしまうこともあります。
頭痛といってもさまざまな症状がありますが、頭部の神経が刺激を受けて血管が炎症を起こすことにより、血管が拡張して偏頭痛が発生してしまうことがあります。
また、顔の半分にしびれなどを感じてから片頭痛が起こり、発疹が出てしまうこともあるとされています。

また、目の後ろの動脈が拡張して頭痛を起こすこともありますし、頭部の神経にウイルスが侵入すると白血球が攻撃するため、激しい頭痛が起こってしまいます。
さらに、神経が炎症を起こした場合、後頭部や耳の後ろに刺されるような強い痛みを感じることもあります。

ヘルペス脳炎によって頭痛が発症することもあると知っておきましょう。
この病気のメカニズムについては解明されていませんが、日本では年間に約400例発生しているということです。
最初は軽い頭痛から始まるのであまり気にならないかもしれません。
しかし、放置しておくとどんどん症状が重くなってしまいますし、できるだけ早めに対策を行うことがポイントです。

ヘルペスによる頭痛が発症した場合、まずは内科や皮膚科に相談するのがおすすめです。
症状によっては神経内科や脳神経外科、耳鼻咽喉科での受診が必要なこともあります。
初めてヘルペスを発症した時は原因や症状などがよく分かりませんし、市販薬で改善することが難しいとされています。
症状が再発した場合は効果のある薬が分かりますし、市販薬で治療をしても良いでしょう。

ヘルペスによる頭痛の症状は市販の頭痛薬で対策できることもありますが、市販薬では効果が得られないこともあります。
まずは医療機関を受診し、症状に合った薬を使って改善を目指していきましょう。

メカニズムが解明されていないヘルペス脳炎

ヘルペス脳炎は重い急性脳炎として知られていますが、ヘルペスウイルスがこの病気を引き起こすメカニズムについては解明されていません。
この病気は50~60代の人に発症することが多く、生後6ヶ月~3歳までの子供にも発症することがあります。
以前までは患者の約7割が死亡していました。
しかし、現在では治療が進んだことにより死亡の危険性はかなり減少しています。

ヘルペス脳炎の症状としては、発熱や嘔吐、頭痛、吐き気、痙攣などといったものがあります。
まれな症状として失語症や幻視、記憶障害などが起こってしまうこともあるということです。
ヘルペス脳炎はヘルペスウイルスが原因で発生すると言われており、口唇から感染することがほとんどです。
唾液から直接感染することもありますし、くしゃみや咳などから感染してしまうこともあります。

医療機関の検査ではまず問診を行い、発熱や痙攣、意識障害などの症状があるかどうかを確認します。
場合によっては問診の他に、いくつかの検査を行って診断するということです。
ヘルペス脳炎と診断された場合、症状に合わせた治療が行われることになります。

一般療法としては気道の確保や栄養の維持などが重要とされており、体温や脈拍、血圧、呼吸などの監視も必要です。
意識障害が強い場合は絶食とし、1日1500ml前後の輸液が行われます。
治療薬は抗ウイルス薬が第一選択薬とされており、1日3回の点滴静注を14日間続けます。
副腎皮質ステロイド薬の併用も効果的とされています。

発熱や痙攣、意識障害などの症状がある場合、この病気が疑われます。
そのままにしておくとヘルペスウイルスによる脳の破壊が進んでしまうため、できるだけ早く抗ウイルス薬を投与することが大切です。